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山本 和典; 赤阪 健*
no journal, ,
真空又はヘリウム雰囲気下でランタンフラーレン煤を10002200Cで熱処理すると、ランタンカーバイド内包多層カーボンナノカプセルが生成することを既に報告した。この生成法では、原料としておよそ50Torr以下の低ヘリウム雰囲気下で調製されたフラーレン煤が必要とされるが、この圧力は通常のフラーレンやナノチューブを生成する条件よりかなり低い。ランタンフラーレン煤の調製を、ヘリウム圧15, 20, 35, 45Torrにおいて直流アーク放電法により行い、これらの圧力の違いが、煤の形態や内包カーボンナノカプセル生成にどうかかわるかを透過型電子顕微鏡観察と熱重量分析により調べた。35及び45Torrで調製したランタンフラーレン煤は、本熱処理法によりランタンカーバイド内包カーボンナノカプセルを生じたが、15Torrで調製した煤からはナノカプセルは発見されなかった。